男のくせに

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　『男のくせに』という発言、女性の皆さんなら一度は口にしたことがあるのではないでしょうか？
　普段何気なく言っているこの言葉、実は男達はかなり我慢して聞いているんですよ。

　例えば、３Ｋ(きつい・汚い・危険)は男がやるべきこと。と未だに思っている女性が多いのが現状です。
　昔は確かにそうでした。
　むしろ、女性がそのようなものに手を出そうものなら『女が手をだすな！！』と怒鳴られていたくらい。
　しかし、それは男女の役割分担が明確に別れていた頃の時代の話。
　男は働き、女は家庭を守る。こんな時代の話です。

　近年は、男女雇用機会均等法が施行され、男女平等になりつつある世の中です。
　一昔前のように、男は外で働き、女は家庭を守る、という仕組みは崩壊し、
　現在では男性の育児休暇取得も認められています。

　また、草食系男子が流行したことも男女平等が叫ばれたことが背景にあります。
　男性が結婚しなくても生活できるようになったという時代背景に拍車をかけるように、
　女性の社会進出が進み、女性の権利や主張が強くなったことが草食系男子を生み出したのです。

　海外では普通のことですが、日本の男性は自己主張が強い女性には遺伝的に慣れていません。
　そのため、『それならいいや』という男性達が草食化したのです。

　これらのことから考えられることは、『男のくせに』という表現は時代に合わなくなったということ。
　少し上の世代ならば、『男のくせに！』の一言で、男性のプライドが掻き立てられてムキになったり、
　またはそれを受け止めるだけの包容力に富んだ男性達がたくさんいます。

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　しかし、現代の若者は違います。
　まず、自分が否定されることに対して、見返してやろうという気持ちを持っていません。
　ムキになってまで相手に好かれようとはしないのです。
　『そんな面倒くさいことをするくらいなら別にいいや』これが現代人の発想。
　だから、彼らに『男のくせに』はタブーです。

　【モテる女ならばこんな時はこう言おう】
　ついつい『男のくせに』と言いたくなる瞬間、あると思います。
　しかし、相手によりますが、その発言は破局を呼ぶので、
　別の言い方、もっとソフトで優しい言い方を心がけましょう。

　例えば職場の事務所整理などがあった際、
　男性社員に『○○さんこれ運んどいて』といかにも重そうなものを指された時、
　『男のくせに私に？』と思うこともあるかもしれません。

　しかし、そこで『男のくせに』なんて言ったら、下手したらセクハラです。
　また、この関係が恋人関係であっても、男性によっては『そんなの関係ないじゃん』と言ってくるでしょう。
　なので、ムリと思うものの場合でも、一度はやってみて『手伝ってもらえる？』くらいにしておいた方が、
　無難かもしれません。

　男性も皆が力持ちとは限りません。
　ひ弱な男性に、『男のくせに』は特に危険です。
　言いたい気持ちをぐっとこらえてこそ、モテる女というものです。

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