中高生での恋愛は必要か？

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　中高生が恋愛をすると、決まって周囲の大人たちはこう言うもの。『今は、恋愛なんかよりも勉強しなさい』と。
　まるで恋愛することが悪いことかのような言い方をして、教員も保護者も必死にそれを止めさせようとしますよね。
　中高生の恋愛というのはそんなに悪いことなのか？
　確かに、長い人生で考えれば、恋愛なんか中高生時代にしなくても、する機会はいくらでもあります。
　むしろ、その時期にしっかり勉強することで、『将来どの分野に進みたい』という明確な目標が見えてきますので、
　『恋愛よりも勉強が大切』という大人達の言葉は一理あるのかもと言ったところでしょう。

　しかし、結論を言えば、どちらも大切です。
　勉強は今書いた通り、中学・高校で基礎的な学問を一通り学ぶことで、
　自分でも気づいていなかった才能や、興味のある分野が分ってくるもの。
　それがきっかけで、将来学者になる人もいれば、プロスポーツ選手になる人もいる訳ですから、
　『勉強漬けの毎日』になる必要はありませんが、
　平均レベルの勉強をしておくことは『隠れた才能を発掘する良い機会』となるため、やらない手はありません。

　勉強に関しては、『知識の習得』『才能の発掘』という明確な目標があるため、誰でも受け入れやすいもの。
　しかし、『恋愛が大切』ということの意味を、理解している人は大人でも少ないもの。
　まして、中高生の恋愛では、明確な目標がある訳でもないですし、なかなか理解されないことは仕方がありません。
　それでも、中高生での恋愛経験は人生においてとても大切なことなのです。

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　【人生経験は教科書では学べない】
　勉強に関しては、大人になってからでもやり直すことができます。
　中学・高校などの、必要な教材を揃えれば、いくらでも学習することができるのです。
　しかし、恋愛はそういう訳にはいかないのです。

　中学生でできる恋愛、高校生でできる恋愛、それらはその時期限定のものです。
　それを大人になってから『やり直そう』とすることは、どうあがいても不可能なのです。
　また、恋愛では多くを学ぶものです。
　家族以上に人と深く接するのが恋愛、
　そのため大きな衝突もあれば、誰にも見せられないような一面を恋人にのみ見せたりすることもある訳です。
　このようなことを、
　中高生時代から経験しているかどうかということは、『人間力』を養う過程でとても大切なことです。

　例えば、勉強だけをしてきた人間と、勉強も恋愛もしてきた人間では、たとえ学力に差があっても、
　恋愛経験豊富な人間の方が精神的には大人なもの。
　成長して社会に出た際は、
　『勉強ができる』ということよりも、どれだけ精神的に大人かということがカギになります。
　そのためにも、中高生での恋愛は必要なのです。


　恋愛には失敗がつきものです。
　『後で後悔する』ということが必ずついて回るもの。
　だから、まだやり直しが効く１０歳代のうちに、たくさん恋をしておきましょう。
　中高生でも、やることをやっていれば恋愛をしてても文句は言われないはず。
　『やることをやる』ということは、生きていく上でとても大切なことです。
　どんなに忙しくても、『仕事きっちり』の人間になれるよう、今から訓練しておきましょう。

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